「ハッピーマニア」という漫画をご存じですか?
1995年~2001年までFEEL YOUNGで連載されていた漫画でシゲタとフクちゃんの幸せ探しを描いた漫画です。(ざっくり)
ちなみに今回ご紹介したいのは「ハッピーマニア」ではございません。
「ハッピーマニア」から15年後の「後ハッピーマニア」です。
正直に言いますと、「ハッピーマニア」はしっかり読んでいないのです。ですが、ちょこちょこ読んでいる個所もあり、詳しくはないが大まかなあらすじはわかる。程度です。
稲森いずみさんがシゲタ、藤原紀香がフクちゃんを演じドラマ化もされていました。人気も高かったですね。
あらすじ
タカハシとの結婚から15年が経ったシゲタカヨコ。45歳。とりたてて不満もないが刺激もない。そんな退屈な毎日を送っていたある日、シゲタはタカハシから離婚を切り出されます。元々タカハシが熱望しての結婚だった為、シゲタは激しくショックを受けます。思わず家を飛び出したシゲタですが気づきます。自分には何もないことを。仕事も、若さも、そしてこんな時に駆け込める友達もいないことも。仕方なくシゲタは結婚以来疎遠になっていたフクちゃん(50歳)に連絡を取ります。フクちゃんも結婚後に起した事業で社会的には成功していましたが、夫は浮気。高校生の一人息子も夫ともに浮気相手の家に入り浸っている始末。二人揃ってどん底ですがそれでも人生は回っていく。二人の未来はどうなっていくのか・・・
もう冒頭からして身につまされます(T_T)。
もし自分がそんなことになったら、やっぱり途方にくれますもん。
結婚してしまうと友人とはどうしても疎遠になってしまうのも理解できるし、家族がいる自宅にいきなり押しかけるというのも気が引けて出来ないですよね。
20代だったら平気で出来ることも結婚して家族が出来て、自分だけの感情では動くことが出来ない。
その辺りがやっぱり40代の悲しさといいますか、本当にリアル。
そんなシゲタに感情移入してしまう。

フクちゃんの選択
フクちゃんは旦那が浮気をしていると感じてすぐに興信所を依頼していました。証拠を突きつけ、別れてきたら許すつもりだったのですが、秀樹(ダンナ)は別れられないというのです。
プライドの高いフクちゃんは「だったら出て行って」と言ってしまいます。自分は別れたくなどないのに・・・
その気持ちもわかりますよね。自分が実際旦那を大事にしていたかと問われればそうでもないのですが奪われそうになった途端、所有権を主張したくなる感じ。もう飽きてしまったおもちゃなのだけど、友達が欲しがっていると惜しくなる・・・みたいな感情に似ていると思います。
フクちゃんは自分の気持ちのバランスをとるために性感マッサージのスタッフの男性と付き合っています。初めはお客さんだったのですが自然にお付き合いへと発展。20歳以上の年の差のある男性を夢中にさせる、フクちゃんも魅力のある女性なのです。
化粧品会社の社長という立場もあり、自分を磨き続けていることもありますがなにより器がでかいところと気遣いが出来るところに相手の男性は惹かれていました。
ここがポイントだと思います。年上女性が若い子と付き合うには美しさ以外の魅力が必要。
シゲタの場合
タカハシ(旦那)は好きな人が出来、その人と付き合いたいからと離婚を申し出てきました。専業主婦だったシゲタは45歳という年齢で社会に放り出されることに絶望します。
今までぼんやりとあった守られた感じが一切合切なくなってしまったことでこれからの生活への不安や何やらが一気に押し寄せてきて完全なるキャパオーバー。
しかし、謎の行動力を発揮してタカハシ(旦那)の浮気相手?を特定するべくレシート一枚を頼りに動き出します。その行動がきっかけで様々なことが動き出し、シゲタは職を得ることが出来ます。
シゲタの旦那のタカハシは誠実と言えば誠実なのでしょうけど、言われた方はたまったものではないですよね。実際、シゲタも怒りのあまりフリーザ化しますww。
シゲタは離婚を切り出されてから割と早くに離婚を承諾してしまいます。感情は追いついてないですが浮気相手?の人柄を見てしまったこととタカハシの気持ちはもう元には戻らないことを悟ってしまったから。
シゲタは直感型の人間と言いますか、とにかく本能の赴くままに突進していくタイプの女性です。興味のあることにまっしぐら。まるで竜巻のように周りを巻き込んだ大騒動を起こすタイプの人間です。
シゲタは言います。「薄々気が付いていたが自分はフクちゃんの人生の脇役なんだな」と。
いやいや、全然?
自覚がないとはこのことです。( ゚Д゚)
二人の対比
シゲタが本能の赴くまま突進していくタイプだとしたら、フクちゃんは理性的なタイプです。
フクちゃんが正統派な女王様タイプの主役だとするとシゲタは”欲求に忠実になったサザエさん”みたいな主役だと思います。 ←おっちょこちょいだから。
非常識なシゲタと常識的なフクちゃん。そんな二人がほぼ同時に人生の第2のターニングポイントを迎えます。
配偶者の裏切りを経験した女性たちがそれぞれどんな選択をするのか?
「後ハッピーマニア」は人生の折り返し地点を迎えた女性たちに勇気を与えてくれると思っています。
配偶者の浮気問題だけではなく、社会とのかかわり方や老後の不安など様々な問題が浮かび上がってくる年代ですよね。そんな時にフクちゃんではないですが「シゲタの話を面白おかしく聞いて盛り上がりたい」のです。
「後ハッピーマニア」は2025年11月号のFEEL YOUNGで完結を迎えています。
単行本でまとめて読む派なもので結末はまだ未読の状態です。
2026年2月にいよいよ最終巻の6巻が発売されるのでとても楽しみです。


