「心温まる作品が観たい」
「男同士の友情ストーリーが好き」
そんな方におススメなのが「離婚弁護士シン・ソンハン」である。
Netflixで配信中の韓国ドラマ「離婚弁護士シン・ソンハン」を視聴した。
基本的にいつも求めているのは、サスペンスかミステリーである。
とにかく、「これは騙された!」と頭を抱えるような作品が好きだ。
そんな私が見た韓国ドラマ「離婚弁護士シン・ソンハン」
正直に言うと、いつも求めている”騙される系”とは少し違う。
だが、時には心温まる作品に惹かれることもある。
あらすじ
音楽を志し、ドイツで大学教授をしていたシン・ソンハン(チョ・スンウ)は妹の死の真相を探る為、弁護士へと転向する。立派な中年だが、弁護士としてまだまだ駆け出しのシン・ソンハン。
ユニークなやり方で離婚弁護士として着実に実績を積んでいく。
ブドウの塗り絵の最後のピースを塗りつぶすとき、シン・ソンハンは反撃の狼煙を上げるのだったーー。
2023年、韓国で制作。Netflixリミテッドシリーズ。全16話。
※2026年時点の配信情報です。配信状況は変更される可能性があります。
見どころ~ネタバレ含みます。
シン・ソンハンの妹ジュハは結婚していたのだが、ジュハの夫はジュハが事故死した後すぐに再婚。
シン・ソンハンは妹の死の真相には何かあると考え、離婚弁護士へと転身するのだ。
また、甥っ子のジヨンの事も気がかりのひとつ。
ジヨンは何も言わないが、継母との関係がうまくいっていないのではないか?
小さな弁護士事務所を経営しているシン・ソンハンは、
親友たちの力を借りながら真実に一歩づつ近づいていく。
甥っ子のジヨンはとても愛らしく、優しい子。
シン・ソンハンにとても懐いており、彼に会う事だけを心の支えにしている。
そんなジヨンから、継母はその唯一の心の拠り所すらも奪おうと画策する。
ジヨンは心のバランスを崩していく。
そんなジヨンの心を知り、シン・ソンハンは勝ち目のない戦いを挑んでいく。
継母チン・ヨンジュの罪
継母であるチン・ヨンジュは欲深い。
その目はいつも何かに怒り、常にイライラしている。
ジュハの忘れ形見であるジヨンに苛立ち、ジヨンに懐いている自分の娘にも苛立つ。
自分をいつまでも嫁と認めない姑にも苛立ち、
そんな姑に強く出ない夫にも苛立つ。
自分を認めさせるには・・・自分の立場を確実なものにするには・・・
そればかりを気にしている。
もう十分持っているのに、もっともっとと望みはキリがない。
かわいそうと言えばかわいそうな人なのかもしれない。
だが、そんな彼女が一体何をしたのか?
罪はあるのか?
その受け取り方は人それぞれではあるかもしれない。
だが、私はそれは罪だろうと思う。
シン・ソンハンと親友達の関係性
ちょっと変わり者であるシン・ソンハンとその親友ヒョングンとジョンシクの関係は
とても微笑ましい。
いつも憎まれ口を叩きあったり、お酒を飲んで騒いだりと少年のような関係性なのだが
親友の危機にはすぐに駆け付けてくれる。
ヒョングンが嫁とカフェで待ち合わせをし、離婚届を渡す時、二人はこっそりと見物に来た。
面白がってきた気持ちもあるだろうが、ヒョングンの悲しい気持ちを慰める為に現れたのだと思う。
「高い洋酒を飲ませてくれ!」と強ぶるヒョングン。
2人の優しさに救われただろう。
ジョンシクは、ジュハが離婚する際の弁護士を紹介した。
良かれと思って紹介したその弁護士が実は悪徳弁護士で、ジュハは親権をとることが出来なかった。
普段はそんな態度はおくびにも出さないのだが、その事実はジョンシクを苦しめ続けていた。
シン・ソンハンが甥っ子を救い出すために仕掛けた戦いは、とても苦しいものだった。
その際、ジョンシクは大事にしていた車を密かに売り、
そのお金で悪徳弁護士に証言をしてくれるように頼むのだった。
ここまでしてくれる友達がいるだろうか?
私はいない。
とても羨ましく、そして心を締め付けられるシーンだ。
まとめ
この作品はサスペンスというジャンルには当たらない。
人間ドラマと言った方が良いだろう。
傷ついた人々の心を、シン・ソンハンが弁護することによって
少しだけ癒してくれる。
傷つかなかったことには出来ないが、尊厳は守ってくれる。
そんな心温まる作品だった。
騙されたい人には物足りないかもしれない。
だが、人の優しさに触れたい人には確実に刺さる作品だ。
Netflixドラマの感想レビューこちらでも書いています。↓



