韓国で長く愛されてきた映画シリーズ「タチャ」が6年ぶりに新作として帰ってきます。
シリーズ最終作となる「タチャ:ベルゼブブの歌」(仮題)で主役を務めるのはピョン・ヨハン。
なぜ今、彼がタチャの顔に選ばれたのか。過去作の傾向と、彼の俳優としての魅力から考えてみたいと思います。

「タチャ」は韓国発のギャンブル漫画を原作に、イカサマ師たちの世界を描いてきた映画シリーズです。2008年の第1作から始まり、これまでに3作品が製作され、いずれも強烈なキャラクターと緊張感ある駆け引きで人気を集めてきました。「タチャ」シリーズは、ギャンブルの駆け引きだけでなく、強烈な個性を持つ登場人物の存在感も魅力の一つです。特に歴代作品では、女性キャラクターの存在が物語に緊張感と花を添えてきました。
主役:ピョン・ヨハンについて
今回の主役にピョン・ヨハンが選ばれたのは、彼が「善と悪の境界」を演じるのが非常にうまい俳優だからだと思います。
- 名前: ピョン・ヨハン(Byun YoHan)
- ハングル表記: 변요한
- デビュー作: 2011年映画「土曜勤務」
- カテゴリ: 俳優
- 生年月日: 1986年4月29日(39歳)
- 学歴: 韓国芸術総合学校演劇院
- 韓国の事務所: サラムエンターテインメント
ピョン・ヨハンは舞台出身で感情表現に定評のある俳優です。派手な二枚目というよりも内面に葛藤を抱えた役柄を説得力を持って演じるタイプだと感じます。
ピョン・ヨハンの魅力
ピョン・ヨハンの魅力は感情を大きく表に出さなくても「何かを抱えている人物」に見せられる点です。
笑顔の裏にある不安や迷いを自然に滲ませる演技がタチャの世界観に合っていると感じます。
バラエティセンスも兼ね備えています。
ピョン・ヨハンのおススメ作品
「ミセンー未生ー」
ピョン・ヨハンの名前を一躍有名にした作品はやはり「ミセン―未生ー」だと思います。2014年の大ヒット作品ですがイ・ソンミンさんやイム・シワン、カン・ソラ、カン・ハヌルなどこのドラマからたくさんの俳優たちが人気を得ました。
「ミセンー未生ー」では組織の中で必死に生きる若者を演じ、共感を集めました。
この作品で見せた不器用さや誠実さはタチャの主人公像にも通じるものがあると思います。

「白雪姫には死を~BLACKOUT~」
原作はドイツのベストセラー作家ネレ・ノイハウスのミステリー小説「Sheneewittchenn muss sterben(白雪姫には死んでもらう)」です。
「白雪姫には死を」では、無実の罪を背負った青年を演じ、追い詰められていく心理描写が印象的でした。
感情を爆発させるよりも、抑えた演技で絶望を表現する点が秀逸で彼の代表作の一つだと思います。

人間の闇を感じるドラマです。少しづつ明かされていく秘密が胸を抉ります。
悲しむピョン・ヨハンの演技が秀逸でぜひとも見ていただきたい、ミステリーとしてもおススメです。
悲しいことが多すぎる内容ですが、ラストに少しだけ希望が見られます。
まとめ
「タチャ:ベルゼブブの歌」は、シリーズの集大成であると同時に、ピョン・ヨハンの俳優としての魅力が最も生かされる作品になりそうです。
ギャンブル映画でありながら、人間の欲望や弱さを描いてきた、タチャシリーズの締めくくりとして公開を楽しみに待ちたいと思います。

